2021.12.21
新規受託開始のお知らせ(抗カルジオリピン IgG抗体 他)
新規受託開始のお知らせ(抗カルジオリピンIgG抗体 他)
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- 謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを
賜り厚くお礼申し上げます。 - この度、下記の検査項目につきまして、新たに受託開始及び受託中止をさせていただ
くこととなりましたので謹んでご案内申し上げます。 - 先生方には何卒ご利用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 謹白
- 記
- 【実施日】 2022年 1月 4日(火) ご依頼分より開始
- 【最終受付日】 2022年 3月 30日 (水) ご依頼分をもって受託中止
- 抗リン脂質抗体症候群(Anti-Phospholipid Syndrome:APS)は、抗リン脂質抗体と関連する自己免疫血栓症あるいは妊娠合併症をきたす疾患です。APSの臨床上の問題点は、この疾患を定義する抗リン脂質抗体の多様性から、どの抗リン脂質抗体を陽性として判断するか統一されていないことでした。
- 国際血栓止血学会が定めるAPS分類基準(札幌クライテリア・シドニー改変)では、抗リン脂質抗体の検査対象として、ループスアンチコアグラントに加え、抗カルジオリピン抗体および抗β2グリコプロテインⅠ抗体のIgG型とIgM型が含まれました。これらの検査対象は自己免疫血栓症と妊娠合併症の発症に良く相関することが知られ、基準に含まれる全ての抗体の検査実施が推奨されています。
- 本項目は、国際血栓止血学会が定める分類基準に準じた検査であり、APSの診断補助や治療効果、再発の予知などに有用です。
- 以上
- 検査のご依頼に関するご不明な点やご要望等につきましては、弊社営業担当、または
- 学術インフォメーションまでお問い合わせ下さい。 TEL:075-631-6230
NR33029新規
2021年12月
新規受託開始及び受託中止のお知らせ
■新規受託開始項目及び実施日
項目 コード |
検査項目 | 採取量 提出量 |
容器 | 保存 | 所要 日数 |
実施料 判断料 |
検査 方法 |
基準値 (単位) |
4359 | 抗カルジオリピン IgG抗体抗体 |
血液 2.0 血清 0.3 (mL) |
A | 冷蔵 | 3~5 | 232 免疫 ※ |
ELISA | 12.3以下 (U/mL) |
4360 | 抗カルジオリピン IgM抗体 |
20.8以下 (U/mL) |
||||||
4368 | 抗β2グリコプロテインⅠ IgG抗体 |
CLEIA | 0.7未満 (U/mL) |
|||||
4369 | 抗β2グリコプロテインⅠ IgM抗体 |
17.5以下 (U/mL) |
||||||
※抗カルジオリピンβ2グリコプロテインⅠ複合体抗体を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。 ※抗カルジオリピンIgG抗体、抗カルジオリピンIgM抗体、抗β2グリコプロテインⅠ IgG抗体及び抗β2グリコプロテインⅠ IgM抗体の検査を併せて実施した場合は、主たるもの3つに限り算定する。 |
■受託中止項目及び最終受付日
項目 コード |
項目名 | 検査案内 掲載ページ |
備考 |
3951 | 抗カルジオリピン抗体 | P29 |
新規項目受託開始に伴い、受託を中止させていただきます。 |
3080 | 抗カルジオリピン抗体IgM | 未掲載 |
抗カルジオリピンIgG抗体、 抗カルジオリピンIgM抗体、
抗β2グリコプロテインⅠ IgG抗体、 抗β2グリコプロテインⅠ IgM抗体
■抗リン脂質抗体症候群(APS)の診断補助に有用です。
▼疾患との関連
抗リン脂質抗体症候群(APS)
全身性エリテマトーデス(SLE)
▼関連する主な検査項目
抗カルジオリピンβ2グリコプロテインⅠ複合体抗体
ループスアンチコアグラント
-参考文献-
小川 昌起,他:医学と薬学 78(4):447~459,2021.(検査方法参考文献)
阿部 靖矢,他:血栓止血誌 29(3):294~306,2018.(臨床的意義参考文献)
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