2022.11.16
新規受託開始のお知らせ(Major BCR-ABL1 mRNA(%))
Major BCR-ABL1 mRNA(%)受託開始のお知らせ
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- 謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立て
を賜り厚くお礼申し上げます。 - この度、下記の検査項目につきまして、新たに受託を開始させていただくことと
なりましたので謹んでご案内申し上げます - 先生方には何卒ご利用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 謹白
- 記
- 【実施日】 2022 年 12 月 5 日 (月) ご依頼分より開始
- BCR-ABL1 融合遺伝子は、9 番染色体体長腕(9q34.1)に座位する ABL1 遺伝子と、22 番染色体体長腕(22q11.2)に座位する BCR 遺伝子の相互転座により形成され、相互転座により生じた異常 22 番染色体をフィラデルフィア染色体(Ph)と呼びます。
- この BCR-ABL1 融合遺伝子は、慢性骨髄性白血病(CML)に認められるだけでなく、急性リンパ性白血病(ALL)の約 20%の症例においても認められます。BCR 遺伝子切断点は Major BCR、minor BCR、micro BCR があり、Ph 陽性 ALL における割合は 70%が minor BCRABL1、30%が Major BCR-ABL1 と報告されています。
- 本検査は RT-PCR(リアルタイム PCR)法を用いて、Major BCR-ABL1 の発現量を測定することで Ph 陽性 ALL における診断の補助、および治療効果のモニタリングを行います。
- Ph 陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)
- 白血病キメラスクリ-ニング(定量)
- Major BCR-ABL1 mRNA 定量・定性
- Nakamae H,et al:Int J Hematol 102(3):304~311,2015.(検査方法参考文献)
- Branford S,et al:Blood 112(8):3330~3338,2008.(臨床的意義参考文献)
- 以上
- 検査のご依頼に関するご不明な点やご要望等につきましては、弊社営業担当、または
- 学術インフォメーションまでお問い合わせ下さい。 TEL:075-631-6230
NR34025新規
2022年11月
新規受託開始及び受託中止のお知らせ
■新規受託開始項目及び実施日
項目 コード |
検査項目 | 提出量 (mL) |
容器 | 保存 | 所要 日数 |
実施料 判断料 |
検査 方法 |
基準値 (単位) |
備考 |
4530 | 【予約検査】 Major BCR-ABL1 mRNA(%) |
血液 7.0 (EDTA-2Na 加) |
G | 冷蔵 | 5~7 | 2520 遺伝子 |
RT-PCR (リアルタイムPCR) |
下記参照 ⑫&1 |
|
骨髄液 1.0 |
H3 | ||||||||
● 備考 ・凍結保存は避けてください。 ・受託可能日は月~金曜日です。 ・受託数の増減により、所要日数が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください。 ・検体採取後、速やかにご提出ください。 ・他項目との重複依頼は避けてください。 ・本検査方法ではコンタミネーションノ影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに十分ご注意ください。 ・慢性骨髄性白血病(CML)には【4229】Major BCR-ABL1 mRNA(IS)をご依頼ください。 ・フィラデルフィア染色体(Ph)陽性急性リンパ性白血病(ALL)には【4530】Major BCR-ABL1 mRNA(%)をご依頼下さい。 ・本検査は、e13a2 及び e14a2 の測定はできますが、e13a3 又は e14a3 の融合 mRNA の測定はできません。また、e13a2 及び e14a2 の融合 mRNA においてもプライマー及びプローブが結合する領域に変異がある場合には、Major BCR-ABL1 mRNA の測定ができないことがあります。 |
Major BCR-ABL1 mRNA(%)
フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の診断補助・モニタリングに有用な検査です。
サンプル
▼疾患との関連
▼関連する主な検査項目
-参考文献-
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