「MCIスクリーニング検査」「APOE遺伝子検査」
高齢化が進展する日本において認知症になる方は年々増加しています。現時点では残念ながら、「現在こうすれば認知症にならない」という方法はありません。しかし最近の研究から「どうすれば認知症になりにくいか」ということが少しずつわかってきました。当社では、臨床検査項目以外にも受託可能な研究検査項目についても積極的にご案内しています。
【ご依頼方法】
高齢化が進展する日本において認知症になる方は年々増加しています。
現時点では残念ながら、「現在こうすれば認知症にならない」という方法はありません。
しかし最近の研究から「どうすれば認知症になりにくいか」ということが少しずつわかってきました。
当社では、臨床検査項目以外にも受託可能な研究検査項目についても積極的にご案内しています。
【ご依頼方法】
項目 コード |
検査項目 | 検体量 (mL) |
容器 | 保存 方法 |
所要 日数 |
実施料 判断料 |
検査 方法 |
基準値 |
4340 | MCI スクリーニング検査 |
血液 7.0 |
G容器 | 冷蔵 | 14~16 日 |
未収載 | - | 判定A |
1569 | ApoE 遺伝子検査 |
血液 5.0 |
専用容器 | 冷蔵 | 20~20 日 |
未収載 | DNA チップ法 |
- |
MCIスクリーニング検査
軽度認知障害(MCI)ってなに?
軽度認知障害(MCI)とは、健常者と認知症の中間の段階を指します。
日常生活に支障はありませんが、そのまま過ごすと約5年でその半数以上が認知症に進行すると言われています。
認知症予備軍とも言われているMCIですが、最近の研究ではMCIの段階で適切な予防や治療を行えば、
認知症の発症を防ぐことや遅らせることができると分かっています。
認知症の中でも最も多いアルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)は、発症する約20年前から主な原因物質である
アミロイドベータペプチドが脳内に溜まり、認知機能が少しずつ低下していきます。
認知症は予防できる!
2025年、65歳以上の高齢者のうち認知症の人は約700万人(5人に1人)に増加すると予測されています。
さらに、認知症予備軍と言われる軽度認知障害(MCI)の人は認知症の人と同数程度いるとも言われており、
認知症対策は社会的に緊急の課題と言えます。
※出典:厚生労働省 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
2025年、65歳以上の高齢者のうち認知症の人は約700万人(5人に1人)
に増加すると予測されています。
さらに、認知症予備軍と言われる軽度認知障害(MCI)の人は認知症の人と同数程度いるとも言われており、認知症対策は社会的に緊急の課題と言えます。
※出典:厚生労働省 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
現在、認知症は症状の進行を一定期間防ぐ薬はあるものの、根本的な治療薬は開発中です。
大切なのは発症後の治療ではなく、発症前の予防です。認知症になる前に予防しましょう。
MCIスクリーニング検査の情報ダウンロードはこちら → MCIスクリーニング検査
MCIを早期発見する「MCIスクリーニング検査」
アルツハイマー病はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞を破壊することで
発症します。MCIスクリーニング検査は、アルツハイマー病の前段階であるMCIのリスクをはかる血液検査です。
この検査では、アミロイドベータペプチドの排除や毒性を弱める機能を持つ血液中の3つのタンパク質を調べる
ことで、MCIのリスクを判定します。
「MCIスクリーニング検査」の特徴
検査は少量の採血のみ
〇対象医療機関で採血
↓
〇検査結果を医療機関から受け取ります
↓
〇生活習慣を改善し予防
医療機関で検査をするのでフォローアップも安心
高齢になるにつれて、認知症やMCIのリスクは自然と高まります。
定期的に検査を受けることで、早い段階で気づくことができます。
~ 判定結果はリスクに応じて A ~ D の4段階 ~
A :1~2年に1回は検査を受けましょう
B :1年毎の定期検診を受けましょう
C :6ケ月~1年毎の定期検診を受けましょう
D :2次検査をおすすめします
全国の医療機関で検査可能
下記リンクでMCIスクリーニング検査を実施している医療機関を検索することができます。
MCBIホームページはこちら → ホームページ
健診のオプション検査としても導入
検査は少量の採血のみ
〇対象医療機関で採血
↓
〇検査結果を受け取ります
↓
〇生活習慣を改善し予防
フォローアップも安心
高齢になるにつれて、認知症や
MCIのリスクは自然と高まります。
定期的に検査を受けることで、早い
段階で気づくことができます。
~リスク判定はA~Dの4段階~
A :1~2年に1回は検査を受診
B :1年毎の定期検診を受診
C :6ケ月~1年毎の定期検診を受診
D :2次検査をおすすめします
全国の医療機関で検査可能
下記リンクでMCIスクリーニング検査実施医療機関を検索することができます。
ご確認はこちら → MCBIホームページ
健診のオプション検査導入
こんな方にお勧めの検査です
健常者と認知症の中間にあたる、MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)という段階(グレーゾーン)があります。
MCIとは、認知機能に問題が生じてはいますが、日常生活には支障がない状態のことです。以下がMCIの定義になります。
- MCI 5つの定義 -
1.本人または家族から記憶障害の訴え
2.日常生活動作は正常
3.全般的な認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは
説明できない記憶障害が存在する
5.認知症ではない
MCIを放置すると、認知機能の低下が続きます。MCIから認知症に症状が進展する人の割合は年平均で10%と言われています。すなわち5年間で約40%は認知症へとステージが進行することになります。
- MCI 5つの定義 -
1.本人または家族から記憶障害の訴え
2.日常生活動作は正常
3.全般的な認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
5.認知症ではない
MCIを放置すると、認知機能の低下が続きます。MCIから認知症に症状が進展する人の割合は年平均で10%と言われています。
すなわち5年間で約40%の人は認知症へとステージが進行することになります。
早期発見の重要性
MCIは適切な治療・予防をすることで回復したり、発症が遅延したりすることがあります。
一部の場合を除き認知症は完治できませんが、早期にMCIに気づき、対策を行うことで症状の進行を阻止することはとても大切です。
ApoE遺伝子検査
増え続ける認知症患者
日本の高齢者人口3,588万人症患者がいるとされています。
また、将来2025年時点では患者数は推定700万人を超え、65歳以上の方の5人に1人が認知症になるとも試算されています。
しかし、医学が日々進歩しているものの、現状は認知症に関しては抜本的な治療法が確立されておらず、予防やリスク管理
が重要とされております。
※厚生労働省「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究
(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業九州大学二宮教授)速報値より作成
日本の高齢者人口3,588万人症患者がいるとされています。また、将来2025年時点では患者数は推定700万人を超え、65歳以上の方の5人に1人が認知症になるとも試算されています。しかし、医学が日々進歩しているものの、現状は認知症に関しては抜本的な治療法が確立されておらず、予防やリスク管理が重要とされています。
※厚生労働省「日本における認知症の
高齢者人口の将来推計に関する研究
(H26年度厚生労働科学研究費補助金
特別研究事業九州大学二宮教授)
速報値より作成
ApoE遺伝子とアルツハイマー型認知症
日本における認知症の過半を占めるとされているのが、アルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型認知症はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳内に蓄積し、神経細胞がダメージを
受けることで発症します。
このアミロイドベータペプチドの蓄積に大きく関わっているとされているのが、ApoE遺伝子のタイプです。
遺伝子のタイプはε(イプシロン)2、ε3、ε4が2つ一組で6パターンの遺伝子型を構成しており、本検査では
どのタイプの遺伝子を有しているかを判定しています。
最も遺伝的なリスクの高いタイプでは最大12倍程度リスクが高くなると言われています。
■APOEε4によるアルツハイマー病発症への影響
遣伝子型 | リスク(倍) |
ε2/ε3 | 0.6 |
ε3/ε3 | 1.0 |
ε2/ε4、ε3/ε4 | 3.2 |
ε4/ε4 | 11.6 |
~ApoE遺伝子とアルツハイマー型認知症~
1⃣ アミロイドβペプチドが脳内に蓄積
2⃣ 神経細胞がダメージを受け、脳の伝達機能が失われる
ApoE遺伝子検査の特徴について
〇認知症の早期発見に貢献
ApoE遺伝子の型を調べて、認知症の発症リスクを推定する検査です。
〇簡単な血液検査
検査は少量採血のみ。大掛かりな検査や投薬などの必要はございません。
予防のために重要なことは早期発見。「MCIスクリーニング検査」「APOE遺伝子検査」は、認知症の早期発見を手助けする検査です。
生活習慣病は、生活習慣の改善や早い段階での介入によってその発症時期や症状の進行を遅らせることができます。予防のために重要なことは早期発見。
「MCIスクリーニング検査」「APOE遺伝子検査」は、認知症の早期発見を手助けする検査です。