2020.06.04
唾液を用いた新型コロナウイルス PCR 検査の受託について
唾液を用いた新型コロナウイルスPCR 検査の受託
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- 謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを
- 賜り厚くお礼申し上げます。
- 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の PCR 検査における検体種別に唾液を追加し、
- 医療機関からの受託を開始いたしましたのでお知らせいたします。
- これまで PCR 検査では鼻咽頭ぬぐい液及び喀痰を用いていましたが、6/2(火)より
- 唾液を用いた PCR検査が保険適用されたことに伴い、検体種別を拡大するものです。
- 先生方には何卒ご利用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 謹白
- 記
- 2020年 6月 5日 (金) ご依頼分より唾液での検査を追加
- 以上
- 検査のご依頼に関するご不明な点やご要望等につきましては、弊社営業担当、または
- 学術インフォメーションまでお問い合わせ下さい。 TEL:075-631-6230
■PDFのダウンロードはこちら →
NR32009新規
2020年6月
唾液を用いた新型コロナウイルス
PCR 検査の受託について
■ 新型コロナウイルスPCR検査受託項目及び実施日
項目 コード |
検査項目 | 検体量 (mL) |
容器 | 保存 方法 |
所要 日数 |
実施料 判断料 |
検査方法 | 基準値 |
0987 | 新型 コロナ ウイルス RNA定性 |
鼻咽頭 ぬぐい液 |
P1 | 冷蔵 | 弊社ラボ 到着後 2~5 |
1800 微生 (*注) |
RT-PCR (リアル タイムPCR) |
陰性 |
喀痰2.0 唾液1.0 |
L |
(*注) 検体採取を行った保険医療機関以外の施設へ輸送し検査を委託して実施した場合:1,800点
それ以外の場合:1,350点
● 検体採取について
・ 鼻咽頭ぬぐい液は、鼻腔用のフロックスワブまたは滅菌綿棒を鼻孔から挿入し、上咽頭を充分に拭い、1~3mL
のPBSまたは生理食塩水が入った滅菌スピッツ容器(P1)に入れてください。咽頭ぬぐい液も受託可能です。
・ 唾液は、患者に自己採取いただき、滅菌喀痰採取容器(L)に1.0mL程度をご提出ください。
・ 下気道由来検体(気管吸引液、肺胞洗浄液)も受託可能です。1~2mLを目安にご提出ください。
・ 提出容器は、必ず、蓋部分をパラフィルムでシールしてください。
・ 本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分
ご注意ください。他項目との重複依頼は避けてください。
● 本項目の留意事項
・ ご依頼の際は、事前に、最寄りの営業所へご連絡をお願いいたします。(事前予約が必要です)
・ 検体の梱包および輸送については従来通り、三重梱包でお願いします。
・ 検体の取り扱いについては国立感染症研究所「2019-nConV(新型コロナウイルス)感染を疑う患者の検体
採取・輸送マニュアル」最新版をご参照ください。
・ 検査キャパシティを大幅に超える受託があった場合、報告が遅延する可能性があります。
・ 発症から 9 日以内の唾液でのウイルス検出率は鼻咽頭ぬぐい液でのPCR陽性患者の唾液検体で 85~93%
前後と検出率が比較的高いことが報告されています。
加えて発症後 10 日目以降は、ウイルス量が低下することから推奨されていません。
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