2021.01.20

ALP IFCC及びLD(LDH) IFCC内製化のお知らせ

ALP IFCC及びLD(LDH) IFCC内製化のお知らせ

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　ＮＲ３２０３５変更
　　　２０２１年１月

　　　　　検査内容変更及び受託中止のお知らせ

謹啓　時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを
賜り厚くお礼申し上げます。

　この度、下記の検査項目につきまして、検査内容の変更と受託の中止をさせていた
だくこととなりましたので謹んでご案内申し上げます。

　ご利用の先生方には大変ご迷惑をおかけすることと存じますが、何卒ご了承賜ります
よう、よろしくお願い申し上げます

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　謹白

　　　　　　　　　　　　　　　　　記

■受託中止項目及び実施日

　【最終受付日】２０２１年３月３１日（水）　ご依頼分をもって受託中止

※１日本臨床化学会より発表された常用標準法をIFCC法に変更する基本方針に基づく受託中止。
※２測定実施場所を外部委託より当社内製化に変更したことによる受託中止。

■変更項目及び実施日

　【実施日】２０２１年４月１日（木）　ご依頼分より変更

※３測定実施場所を外部委託より当社内製化に変更したことによる所要日数の短縮。
　　検査基準値等の変更はございません。

－世界的に普及している国際臨床化学連合（IFCC）の基準測定操作法に準拠しました－

　LD（LDH）及びアルカリフォスファターゼ（ALP）は、国内ではこれまで日本臨床化学会（JSCC）が定めたJSCC法が用いられていました。一方、海外では国際臨床化学連合（IFCC）が基本測定操作法を定めており、国際的な標準化が進んでいます。

　国際的な治験などにおいて、LD（LDH）では、JSCC法はアイソザイムのLD５が相対的に高く測定され、ALPでは、JSCC法はIFCC法の約３倍近い活性を示すことに加え、各アイソザイムに対する反応性の違いにより、国内と海外で測定値が異なっておりました。

　日本臨床化学会より発表された常用標準法をIFCC法に変更する基本方針に基づき、IFCC法に準拠した本項目を外部委託より内製化し、ＪＳＣＣ法を受託中止いたします。

■JSCC法とIFCC法の主な比較※

項目名称	LD（LDH）IFCC	アルカリフォスファターゼ（ALP）IFCC
相関性（当社検討結果）	Y=0.985X-4.582 r=0.998（n=100）	Y=0.343X-1.341 r=0.994（n=100）
結果値傾向	JSCC法とほぼ同等です。 LD5の割合が高い症例（肝疾患など）では低値傾向となります。	JSCC法の約1/3になります。各アイソザイムに対する反応性の違いにより、挙動が異なります。（血液型B型において、小腸型ALPは低値傾向、胎盤型ALPは高値傾向を示します。）
基準値	IFCC法 124～222（U/L） JSCC法 115～245（U/L）	IFCC法 38～113（U/L） JSCC法 115～359（U/L）

※詳細は、一般社団法人日本臨床化学会「ALP、LDの測定方法の変更に関するご案内」
（http://jscc-jp.gr.jp/）をご参照ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

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