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アレルギーアトピー性皮膚炎

このページは、医療従事者の方へ情報提供することを目的としております。
一般の方へ情報提供をするものではありませんので、ご了承ください。

  


 

 

アレルギーは国民病
  国民の約2人に1 人
  が何らかのアレルギー疾患を
  持っていると言われて いま す。

 

治療では


治療では、症状の程度に応じてアドレナリンやヒスタミンH1受容体拮抗薬(抗ヒスタミン薬)や副腎皮質ステロイド薬などが用いられます。アレルギーでは、原因となる物質を特定し、日常生活においてそれらを避けるような努力が必要です。
 

アレルギーの種類

 

■Ⅰ型(アナフィラキシー型反応)
■Ⅱ型(細胞傷害型反応)
■Ⅲ型(免疫複合体型反応)
■Ⅳ型(細胞免疫型反応)

分類

反応

アナフィラキシー型

即時型

細胞障害型過敏症

抗体依存型細胞障害

免疫複合体による過敏症

血清病型

細胞免疫型 遅延型

抗体

IgE

IgGIgM

免疫複合体(IgG

T-cellK-cell

標的器官

腸管、皮膚、呼吸器

血液有形成分

血管、皮膚、関節、腎、 肺

皮膚、肺、中枢神経、 甲状腺

主な反応
・疾患

アナフィラキシー

アレルギー性鼻炎

アレルギー性結膜炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性気管支喘息一部の蕁麻疹

溶血性貧血

溶血性輸血副作用

血小板減少症

Goodpasture 症候群

血清病

SLE

薬剤アレルギー

糸球体腎炎

接触アレルギー

慢性甲状腺炎

ツベルクリン反応

移植拒絶反応

 

関連検査項目


IgE抗体検査


  IgE抗体は、即時型アレルギーを起こすのに重要な物質と考えられており、食物アレルギーや、
  蕁麻疹、アトピー性皮膚炎でのかゆみや、喘息発作等に関与すると考えられています
  アレルギー性疾患はその免疫反応の多様性よりI 型からⅣ型のタイプに分類されている。
  なかでもI型アレルギーはIgE依存型と呼ばれ、IgE が大きく関与するアレルギー反応である。
  IgE の血中濃度はアトピー性アレルギー患者において有意に高値を示すので、気管支喘息、
  皮膚炎、鼻炎などの場合、アトピー要素の有無を調べるのに有用とされる。

● IgE(非特異的IgE)・・・・血中のIgEの総量を測定しています

● IgE(特異的IgE)・・・特定の物質に対するIgE抗体の量を測定しています

- 特異的IgE(シングルアレルゲン) -

  アレルギー物質を個々で検査します。 

- 特異的IgE(マルチアレルゲン) -

  複数のアレルギー物質を一度に検査します。

  弊社ではMAST48アレルゲン、View39の2種類の検査があります。

 

 

~アレルギー発生の仕組み~

  1⃣ アレルギーの侵入

 

    

    2⃣ 抗体(IgE)が作られる

      


  3⃣ 肥満細胞にIgEが結合

    

    4⃣ 肥満細胞からケミカルメディエーター放出

 

      


  5⃣ アレルギー反応

 

    


 

 

MAST48アレルゲン検査

 

 

      MAST48アレルゲンの情報ダウンロードはこちら → MAST48アレルゲン➀

                               → MAST48アレルゲン➁

                               → MAST48アレルゲン➂

 

 

View39アレルゲン検査

 

 

      View39の情報ダウンロードはこちら      → View39➀

                               → View39➁

                               → View39➂

 

 

PFASをご存じですか?


花粉症患者が 野菜や 果物を 食べ た 際に 、口を 中心に ア レ ル ギ ー 症状が 出る こ と

が あ り 、こ の よ う な 疾患を「 PFA S( 花粉・ 食物ア レ ル ギ ー 症候群)」と い い ま す 。

    

    

    


 

TARC(Th2ケモカイン)


  TARCはアトピー性皮膚炎の症状の重症度を測定する血液検査です。
  白血球遊走作用を持つケモカインの一種で、リンパ球の1つであるTh2細胞を病変局所に
  引き寄せて、IgE産生や好酸球の浸潤・活性化させ、アレルギー反応を亢進させることで、
  アトピー性皮膚炎の症状を増悪させると考えられています。


~TARCの有用性~

■現在の治療でアトピー性皮膚炎がうまく治療できているか確認することができます。
■皮ふの状態が検査値で表されるため、目に見えて治療の目標を持つことができます。
■見た目にはよくなっていても、TARCが高値を示すときには炎症が残っていることがわかります。
■定期的に検査を行うことで、適切な治療法を認識することができます。

 

 

 

鼻汁(喀痰)好酸球検査


  好酸球は白血球の一種で、肥満細胞や好塩基球のヒスタミン遊離を抑制する作用を
  もち、アレルギー疾患で血中に増加することが知られています。
  ところが、アレルギー性鼻炎では、血中より鼻粘膜で増加します。
  鼻水が出たときに、それが感染症かアレルギー疾患かどうかを判断するのに、簡便に検査出来ます。

 

 

関連情報


〇日本臨床検査案内一覧

 

 

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